公開セミナー:
日米から見るサイバーセキュリティと海底ケーブル
22 October, 2020
2020年10月22日(木)
9:00~10:15(日本時間)
Zoom開催
同時通訳(英語-日本語)あり
参加費:無料
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申込締切日は2020年10月20日(火)(日本時間)です。
お申込受付は先着順とし、定員になり次第締め切りますので早めにご登録ください。
講演者
クリスティーナ・アヨティス
サイバーストラテジスト&コンサルタント
松原実穂子
NTTチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
土屋大洋
慶應義塾大学教授
公開セミナー
9:00〜10:15(日本時間)
本セミナーは、主要な先端技術・基礎的技術についての知識を大学生・大学院生に向けて紹介することに主眼を置く。日米双方の米国と日本の視点から、サイバーセキュリティを巡る信頼性や透明性に関する課題や地域協力、および、海底ケーブルの地政学について検討する。日米の産業界・学術界双方からの知見が示され、我々の共通の未来にとって重要なテーマを巡る興味深い議論が展開される。参加者はセキュリティ上の課題や利点など、サイバーセキュリティや海底ケーブルに関する日米の考え方について理解を深める機会となるだろう。
パシフィックフォーラム
ヤングリーダーズ オープンハウス
10:25〜11:10(日本時間)
追加セッション
パシフィックフォーラムのヤング・リーダーズ・プログラム(YLP)ディレクターを務めるアリエル・ステネックが、当プログラムと内容についての説明ならびに質疑応答を行います。参加者には日本の大学生、ヤングリーダーズネットワークの現会員、ヤングリーダーズプログラムの同窓生が含まれます。またYLPの説明後はバーチャルに交流できるブレイクアウトルームに招待し、関心のある研究分野や今日の喫緊の課題について話し合います。
講演者
クリスティーナ・アヨティス
サイバーストラテジスト&コンサルタント
クリスティーナ・アヨティス氏はサイバー及びプライバシー分野において世界的に知られている主導者の一人です。グローバルな専門的サービスを提供する様々な企業での勤務経験があり、安全かつ確実に、そして透明性を担保した生産的な方法で組織が革新的技術をどのように導入していくべきかについて、法及びビジネスの視座を提供しています。サイバーリスクを管理するための彼女の包括的アプローチは、ミクロレベルとマクロレベルとの連携を重視しています。アヨティス氏は、#SecurityByDesign(デザインによるセキュリティー) #EthicsByDesign(デザインによる倫理) #PrivacyByDesign(デザインによるプライバシー)を提唱しており、グローバル組織が、データドリブンであること、利益を出すこと、倫理や人権感覚を持つことといった相反する命題のバランスを取ることは可能であると考えています。アヨティス氏は、生物学、哲学、法学の学位を有しており、複数の言語を学び、修士課程レベルで「情報政策」を教えた経験もあります。こうした学歴に加え、30以上の国を訪問した経験、国際ビジネス能力から、世界がAIを私たちの生活、仕事、娯楽の様式に取り入れる中での今後の課題について、彼女はユニークで多角的な視点を持っています。
松原実穂子
NTT チーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジスト
早稲田大学卒業後、防衛省にて勤務。フルブライト奨学金を得てジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院に留学し、国際経済・国際関係の修士号取得。修了後ハワイのパシフィック・フォーラムCSISにて研究員として勤務。帰国後、日立システムズでサイバーセキュリティのアナリスト、インテルでサイバーセキュリティ政策部長、パロアルトネットワークスのアジア太平洋地域拠点における公共担当の最高セキュリティ責任者兼副社長を歴任。現在はNTTのチーフ・サイバーセキュリティ・ストラテジストとしてサイバーセキュリティに関する情報発信と提言に努める。著書に『サイバーセキュリティ 組織を脅威から守る戦略・人材・インテリジェンス』(新潮社)。
土屋大洋
慶應義塾大学教授
慶應義塾大学総合政策学部長、教授。1999年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。2019年10月より現職。2019年4月より日本経済新聞客員論説委員を兼任。第15回中曽根康弘賞受賞。主な著書に『サイバー・テロ 日米vs.中国』(文藝春秋、2012年)、『サイバーセキュリティと国際政治』(千倉書房、2015年)、『暴露の世紀』(角川新書、2016年)、『アメリカ太平洋軍の研究』(編著、千倉書房、2018年)など。
主催:Pacific Forum
共催:慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート・沖縄科学技術大学院大学
後援:在日米国大使館